カメックスメガバトル千葉大会2日目 脳筋的紀行録 前半戦
2016年5月23日 ポケモンカードゲーム コメント (2)前日はアドレナリンが切れたあたりから一切記憶が無い。
起床したのは6時半。
電話が… 鳴っている。
「ふしゅさん、何してるんですか?もう人がたくさん並んでますよ!」
これは急がねば!ホテルをチェックアウトして会場に向かう。
人。人。人。
あっ、これ初卓無理なやつだ!
諦めの境地に達して笑うしかない。
いろんな方に挨拶まわりして開場待ち。
タッグバトルのペア斡旋もしたけども、結果的には上手くいかなかった様子。
チャーさんごめんなさい。
荷物チェックを受けて待機列へ。
アドパスを使用するも、当然のごとく既に初卓は埋まっている。
同行のとっつぃさんもいるし、まぁ待ち時間は苦にはならないな。
…あれ、セカンド卓1列増えた?
あっ、進んでいいんですか。はい…
ふしゅ:セカンド初卓 最後から2番目
とっつぃ:セカンド初卓 最後の1人
卓が2つ空いててよかった!これが1つだと…
リアルファイト→双方ジャッジキル→塀の中 のコンボになる所だ。
今日はお互い、キてるね。
そんな会話を、二人でしていました。
デッキ選択は、ブレずにビークインゾロアーク!
この3ヶ月くらい、ずっと変えずに練習を続けてきた。
自分は1つだけ使う人。最後まで添い遂げる!
使用デッキ:ビークインゾロアーク
1st 免除
春の大会で権利を取ったのは初めてです。そういえば。
ちなみに、後ろを振り返ると凄い人の数。
権利無しに人権無ェな… と思いました。
2nd-1戦目 VSビークインゾロアーク ○6-3
ちょっと寡黙な感じの男性。大学生くらい?
バトル場オープン、相手は小イベで内容がまだ分からないが、
後続にゾロア、トラッシュのポケモンを整理したのでビークインと判明。
それなら、とベンチを絞る。シェイミは徹底的に出さない。
対する相手は1回だけセットアップ。これで大きく楽になった。
序盤はマインドジャックの応酬。しかし、盤面は徐々にこちら有利へ。
流れを大きく引き込んだのは試合中盤。
山にゾロアークがあと3枚いる状態でプラターヌ。
がしかし、ハイボもゾロアークもいない!
相手バトル場はゾロアークブレイク。こちら、対応できるのはゾロアークのみ。
これはまずい… いや、ベンチにアンノーン!お前に賭ける!
置手紙!ハイボ来い!ゾロアーク! 直接かよ!?ナイスドロー!
ここが決着点。こちら、ベンチビークイン2体のみでバトル場ゾロアークbreak。エネは既に手札にあるため、サーチャーをサカキやフラダリに回す。
対する相手はドローするためにサポを使うため打点が足りず。
最後はビークイン2体にエネをそろえて、ノックアウト!
ありがとうナカイさん!
ズンドコのヨルノズク杯で、ミラーマッチ練習してくれたのが活きました!
ステマじゃないよ?
2nd-2戦目 VSジュカインアリアドス ○6-4
相手はとても若い小柄な男性。高校生くらい?
先攻。オープン。手札に…サポは大好きクラブ。しかしバトル場シェイミ。
進化先があるのでまずは進化元を用意。
さらに次のターンでアンノーン&シェイミ。ドローを進める。
…が、何もサポートがこない。サーチャーはあるので、もう一度同じ事を。
…来たのはニコタマとパラレルシティ。えっ、サポは?
ひとまずシェイミを退場&リターンして、バトル場小イベ。
その間に、相手はガンガンと場を進めていく。
気がつけば、相手の場にはエネ万全のMジュカインが3体。
こちら、小イベが耐えるのみ。
戻したシェイミでセットアップしても、尚サポを引けない。
え、ちょ、これは流石に…!
…チャンスかもしれない。
苦しい時こそ、発想の逆転。
相手の表情が明らかに緩んでる。
そりゃそうだ。こっちが苦しいのは演技じゃなくて本当だもの。
それに、エネを準備したということは、回復する権利の放棄に等しい。
中打点デッキのこちら側としては、これはプラスなのでは。
相手はゾロアークを警戒せず、ベンチをフル展開。
加えて、先ほどのスカイリターンで30点が乗っている。
ジュカインのHPは、残り190。
これは… 騙せるかもしれない。
今度は苦しい演技を使いながら小イベに悪エネ。
さらに、わざとセットアップ1枚ドローで事故っている…これは演技。
引きたいカードはサイドにある。そんな直感があった。
デスウィングで30点当てて、残り160。
相手、少し悩むも… そのまま攻撃続行。かかった!
小イベが倒された返しにマインドジャック!160でノックアウト。
表情を曇らせる相手を尻目に、サイドからプラターヌ救出。これで逆転!
案の定、相手は回復するためにエネを切るも、出てきたのはエネ回収程度。
ゾロアークを倒してもらって、最後はビークインで一撃必殺を仕掛ける。
最後は相手のエネも山札も尽き、決着。やったぜ、狙い通り!
ここで闘魂のまわしをゲット。
でも、気にならない。今なら、もっと上を目指せるはず。
プレミア-1戦目 VSオクタンゲッコウガ ○3-0
大学生らしき男性。昨日は全く勝てなかったんですよー とお互い談笑からスタート。
そろそろ行進を踏むかな…というところで、バトル場ケロマツ。
昨日の苦い記憶が呼び起こされる。ゲッコウガ戦は、猶予が少ないので苦手…!
こちら先行。ハイボでポケモンを切って、シェイミで1回店。
ゾロア1 ミツハニー2並べてエンド。
ゲッコウガ相手なら攻撃は遅いので、シェイミはどこかで逃がせる。
相手、ケロマツスタート。ダイブボール2枚で ケロマツ テッポウオ
サポもエネも使わずにエンド。
自分のターン、ノータイムでフラダリをたたきつけてテッポウオを処理。
運命の相手ターン、あわで応戦。裏!
後は順番にケロマツを狩って勝利。ラッキー!
相手から、絶対にてっぺんとれよ!と託される。
やってやるさ。
プレミア-2戦目 VS行進ダスト(アルテアさん) ○6-5
テーブルにつく前に、斜め前に座っていたみやもーさんと目があいました。
お互い、何もいわずに軽く頷く。大好きです、こういうの。
そして、緊張と興奮の混ざった状態での対戦は、レックウザの帽子を被った方でした。
相手のベンチにヤブクロンが見えて ??? となる。
(結局、最後まで進化しなかったと記憶しています)
場にはミュウがしこたま出ている。
しかも、コンプレッサーの結果からランプラーが2枚落ちらしく、
打点が微妙にゾロアークへ足りない。
結果、まわしの付かないバチュルでイベを落としてくるので、
こちらもイベで応戦。攻撃しつつ、エネが溜まるベスト展開。
内容自体はいつもと同じ。
しかし、問題が1つありました。
それは、相手が先に攻撃を始めたという点。
このままでは、サイドレースに追いつけないため、
相手に攻撃できないターンを作るか、相手にシェイミを出させて
食べるしかありません。
こうしんのエネを尽きさせるのは、まず不可能でしょう。
サイド残り5-4のターンから、殺意を混めてNを投げ続けました。
過去、ここまで殺意を混めてカードを投げたのは無いかもしれません。
(※:怒っていたとか、悪意があったわけではありません。
対戦相手のアルテアさんはとても丁寧な対応をされる方でした)
そして、サイド残り3-3の相手ターン。
ついに相手がシェイミを出し、セットアップ。
こちらのイベを倒して、残りサイド3-2。
チャンスは…ここしかない!
しかし、迷いました。
相手のトラッシュにNは無い。
自分の後続アタッカーは、エネこそあれど進化できていない。
フラダリすると、エネ付きバチュルが相手に残ることになる。
残りサイド枚数が少ないから、ここでバチュルを倒せば、まずNは撃たれない。
しかしシェイミを倒せば、相手がNを打ち込み返す絶好のタイミング。
高鳴る心音を押さえ込むように、深呼吸。
フラダリするタイミングは、今か、次か。
ふと、前日のチャーさんのアドバイスが浮かびました。
「苦しい時は、リスクを取ってトップドローにかけないといけない時がある」
言葉尻は違いますが、そんな内容でした。
今自分は勝負を賭けている。
自分も相手も、必死に勝ちを狙っている。
そんな中、リスク無く勝てる道が常にあるとでも?
今自分がするべきは、リスクを取って恐怖を背負うことなのでは。
自分の選択は「フラダリ」。
それでも、手は震えました。本当に怖かった。
相手シェイミを倒して、残りサイド1-2。ついに逆転。
相手は…先輩と後輩を使用。Nでは…ない!
こちらのビークインが倒され、残りサイド1-1。
自分のターン。先も言ったように、ニコタマは十分にある。
あとはポケモンを引ければ、勝てる。
サーチャーがあるから、プラターヌを使えば…
トップドローで引いたカードを、すっとテーブルへ。
「ハイパーボール」。それを見た相手が、うなだれました。
脳筋、人生初のプレミア3戦目進出
が、ここで問題発生。
嬉しさのあまり過呼吸になり、手足が痺れ、立ち上がれない状態に。
しばらく呼吸を整えてから、プレミア3戦目の卓へ進みました。
身体は大事にせんとな…
プレミア-3戦目 VSライボルトダスト(みやもーさん) ×5-6
この試合のことは、結論から書きます。
人生初のこの卓で対戦してくれたのが、みやもーさんで本当に良かったです。
緊張している自分を気遣ってか、場を和ませる言葉をかけてくれたり、
時間が大事な中でも、色々と雑談につきあってくれたり…
そして、自分の勝手な我侭なのに、自分の事を背負ってクライマックスを戦ってくれたり。
眼光鋭く相手を威圧する凄腕プレイヤーとはまた違う強さを知りました。
それだけでも得るものはありましたし、そして何より楽しかった。
ポイントは簡潔に
①相手ソーナンススタートで事故模様。鉢巻目覚めるパワーの弱点で攻める。
②サカキ鉢巻目覚めるパワーで勝てるターンを狙うも、感づかれてフラダリされる。
手札にエネが1枚でもあれば勝利だったものの、引けず。
③相手事故の間に、とサーチャーを焦って切ったため、最後の1枚を取れず。
型にはまらず、その場その場の乱場剣で戦うのは自分の面白さの1つだと思うのですが、
まさかめざめるパワーでサイドを取る日がくるとは思いませんでした。
しかも、2枚。
事実は小説よりも何とやら。ありがとうございました!
待機場所に戻って結果報告。
弟子のY君は、プレミア2戦目で負けてしまった模様。
デッキは行進。何でも扱えるってすごいね?
とっつぃさんはプレミア2戦目で敗戦。
このデッキもまたいやらしい。嬉々としてラボ赤札ポフレお姉さんを打ち込むの図。
S君は、今日はふるわかなかった模様。昨日の反動かな。
「悔しかったでしょ」 と、よく聞かれました。
実はその感覚が、私にはよくわかりません。
私は持たざる者です。過去に結果を出した事はありません。
オーガナイザーの資格だって、そう思ったからこそ、
後進に上手くなってもらって、自分はそれを眺めていようと思ったのです。
(驚くべきことに、その夢は早くも叶いましたが)
多くの方にとって、カメックスメガバトルは「権利を取るもの」でしょう。
でも、自分にとっては「猛者との勝負を楽しむ場」なのです。
今回5人の方との対戦、全てが苦しくて、だからこそ勝って嬉しくて、
最後は全部出し切って、満足できました。
だから、悔しいって気持ちは、ちょっと違います。
プレミア3戦目を始める前に、対戦相手の方にことわって、会場を眺めました。
黒山の如き人の波。その全てが、今自分がいる場所を狙っている。
自分は今、この場所にいる。
感慨深いなんて言葉じゃ、言い表せない気持ちでした。
だから、もう一度あの世界で勝負を楽しみにいきます。
千葉大会2日目 後半戦に続く
起床したのは6時半。
電話が… 鳴っている。
「ふしゅさん、何してるんですか?もう人がたくさん並んでますよ!」
これは急がねば!ホテルをチェックアウトして会場に向かう。
人。人。人。
あっ、これ初卓無理なやつだ!
諦めの境地に達して笑うしかない。
いろんな方に挨拶まわりして開場待ち。
タッグバトルのペア斡旋もしたけども、結果的には上手くいかなかった様子。
チャーさんごめんなさい。
荷物チェックを受けて待機列へ。
アドパスを使用するも、当然のごとく既に初卓は埋まっている。
同行のとっつぃさんもいるし、まぁ待ち時間は苦にはならないな。
…あれ、セカンド卓1列増えた?
あっ、進んでいいんですか。はい…
ふしゅ:セカンド初卓 最後から2番目
とっつぃ:セカンド初卓 最後の1人
卓が2つ空いててよかった!これが1つだと…
リアルファイト→双方ジャッジキル→塀の中 のコンボになる所だ。
今日はお互い、キてるね。
そんな会話を、二人でしていました。
デッキ選択は、ブレずにビークインゾロアーク!
この3ヶ月くらい、ずっと変えずに練習を続けてきた。
自分は1つだけ使う人。最後まで添い遂げる!
使用デッキ:ビークインゾロアーク
1st 免除
春の大会で権利を取ったのは初めてです。そういえば。
ちなみに、後ろを振り返ると凄い人の数。
権利無しに人権無ェな… と思いました。
2nd-1戦目 VSビークインゾロアーク ○6-3
ちょっと寡黙な感じの男性。大学生くらい?
バトル場オープン、相手は小イベで内容がまだ分からないが、
後続にゾロア、トラッシュのポケモンを整理したのでビークインと判明。
それなら、とベンチを絞る。シェイミは徹底的に出さない。
対する相手は1回だけセットアップ。これで大きく楽になった。
序盤はマインドジャックの応酬。しかし、盤面は徐々にこちら有利へ。
流れを大きく引き込んだのは試合中盤。
山にゾロアークがあと3枚いる状態でプラターヌ。
がしかし、ハイボもゾロアークもいない!
相手バトル場はゾロアークブレイク。こちら、対応できるのはゾロアークのみ。
これはまずい… いや、ベンチにアンノーン!お前に賭ける!
置手紙!ハイボ来い!ゾロアーク! 直接かよ!?ナイスドロー!
ここが決着点。こちら、ベンチビークイン2体のみでバトル場ゾロアークbreak。エネは既に手札にあるため、サーチャーをサカキやフラダリに回す。
対する相手はドローするためにサポを使うため打点が足りず。
最後はビークイン2体にエネをそろえて、ノックアウト!
ありがとうナカイさん!
ズンドコのヨルノズク杯で、ミラーマッチ練習してくれたのが活きました!
ステマじゃないよ?
2nd-2戦目 VSジュカインアリアドス ○6-4
相手はとても若い小柄な男性。高校生くらい?
先攻。オープン。手札に…サポは大好きクラブ。しかしバトル場シェイミ。
進化先があるのでまずは進化元を用意。
さらに次のターンでアンノーン&シェイミ。ドローを進める。
…が、何もサポートがこない。サーチャーはあるので、もう一度同じ事を。
…来たのはニコタマとパラレルシティ。えっ、サポは?
ひとまずシェイミを退場&リターンして、バトル場小イベ。
その間に、相手はガンガンと場を進めていく。
気がつけば、相手の場にはエネ万全のMジュカインが3体。
こちら、小イベが耐えるのみ。
戻したシェイミでセットアップしても、尚サポを引けない。
え、ちょ、これは流石に…!
…チャンスかもしれない。
苦しい時こそ、発想の逆転。
相手の表情が明らかに緩んでる。
そりゃそうだ。こっちが苦しいのは演技じゃなくて本当だもの。
それに、エネを準備したということは、回復する権利の放棄に等しい。
中打点デッキのこちら側としては、これはプラスなのでは。
相手はゾロアークを警戒せず、ベンチをフル展開。
加えて、先ほどのスカイリターンで30点が乗っている。
ジュカインのHPは、残り190。
これは… 騙せるかもしれない。
今度は苦しい演技を使いながら小イベに悪エネ。
さらに、わざとセットアップ1枚ドローで事故っている…これは演技。
引きたいカードはサイドにある。そんな直感があった。
デスウィングで30点当てて、残り160。
相手、少し悩むも… そのまま攻撃続行。かかった!
小イベが倒された返しにマインドジャック!160でノックアウト。
表情を曇らせる相手を尻目に、サイドからプラターヌ救出。これで逆転!
案の定、相手は回復するためにエネを切るも、出てきたのはエネ回収程度。
ゾロアークを倒してもらって、最後はビークインで一撃必殺を仕掛ける。
最後は相手のエネも山札も尽き、決着。やったぜ、狙い通り!
ここで闘魂のまわしをゲット。
でも、気にならない。今なら、もっと上を目指せるはず。
プレミア-1戦目 VSオクタンゲッコウガ ○3-0
大学生らしき男性。昨日は全く勝てなかったんですよー とお互い談笑からスタート。
そろそろ行進を踏むかな…というところで、バトル場ケロマツ。
昨日の苦い記憶が呼び起こされる。ゲッコウガ戦は、猶予が少ないので苦手…!
こちら先行。ハイボでポケモンを切って、シェイミで1回店。
ゾロア1 ミツハニー2並べてエンド。
ゲッコウガ相手なら攻撃は遅いので、シェイミはどこかで逃がせる。
相手、ケロマツスタート。ダイブボール2枚で ケロマツ テッポウオ
サポもエネも使わずにエンド。
自分のターン、ノータイムでフラダリをたたきつけてテッポウオを処理。
運命の相手ターン、あわで応戦。裏!
後は順番にケロマツを狩って勝利。ラッキー!
相手から、絶対にてっぺんとれよ!と託される。
やってやるさ。
プレミア-2戦目 VS行進ダスト(アルテアさん) ○6-5
テーブルにつく前に、斜め前に座っていたみやもーさんと目があいました。
お互い、何もいわずに軽く頷く。大好きです、こういうの。
そして、緊張と興奮の混ざった状態での対戦は、レックウザの帽子を被った方でした。
相手のベンチにヤブクロンが見えて ??? となる。
(結局、最後まで進化しなかったと記憶しています)
場にはミュウがしこたま出ている。
しかも、コンプレッサーの結果からランプラーが2枚落ちらしく、
打点が微妙にゾロアークへ足りない。
結果、まわしの付かないバチュルでイベを落としてくるので、
こちらもイベで応戦。攻撃しつつ、エネが溜まるベスト展開。
内容自体はいつもと同じ。
しかし、問題が1つありました。
それは、相手が先に攻撃を始めたという点。
このままでは、サイドレースに追いつけないため、
相手に攻撃できないターンを作るか、相手にシェイミを出させて
食べるしかありません。
こうしんのエネを尽きさせるのは、まず不可能でしょう。
サイド残り5-4のターンから、殺意を混めてNを投げ続けました。
過去、ここまで殺意を混めてカードを投げたのは無いかもしれません。
(※:怒っていたとか、悪意があったわけではありません。
対戦相手のアルテアさんはとても丁寧な対応をされる方でした)
そして、サイド残り3-3の相手ターン。
ついに相手がシェイミを出し、セットアップ。
こちらのイベを倒して、残りサイド3-2。
チャンスは…ここしかない!
しかし、迷いました。
相手のトラッシュにNは無い。
自分の後続アタッカーは、エネこそあれど進化できていない。
フラダリすると、エネ付きバチュルが相手に残ることになる。
残りサイド枚数が少ないから、ここでバチュルを倒せば、まずNは撃たれない。
しかしシェイミを倒せば、相手がNを打ち込み返す絶好のタイミング。
高鳴る心音を押さえ込むように、深呼吸。
フラダリするタイミングは、今か、次か。
ふと、前日のチャーさんのアドバイスが浮かびました。
「苦しい時は、リスクを取ってトップドローにかけないといけない時がある」
言葉尻は違いますが、そんな内容でした。
今自分は勝負を賭けている。
自分も相手も、必死に勝ちを狙っている。
そんな中、リスク無く勝てる道が常にあるとでも?
今自分がするべきは、リスクを取って恐怖を背負うことなのでは。
自分の選択は「フラダリ」。
それでも、手は震えました。本当に怖かった。
相手シェイミを倒して、残りサイド1-2。ついに逆転。
相手は…先輩と後輩を使用。Nでは…ない!
こちらのビークインが倒され、残りサイド1-1。
自分のターン。先も言ったように、ニコタマは十分にある。
あとはポケモンを引ければ、勝てる。
サーチャーがあるから、プラターヌを使えば…
トップドローで引いたカードを、すっとテーブルへ。
「ハイパーボール」。それを見た相手が、うなだれました。
脳筋、人生初のプレミア3戦目進出
が、ここで問題発生。
嬉しさのあまり過呼吸になり、手足が痺れ、立ち上がれない状態に。
しばらく呼吸を整えてから、プレミア3戦目の卓へ進みました。
身体は大事にせんとな…
プレミア-3戦目 VSライボルトダスト(みやもーさん) ×5-6
この試合のことは、結論から書きます。
人生初のこの卓で対戦してくれたのが、みやもーさんで本当に良かったです。
緊張している自分を気遣ってか、場を和ませる言葉をかけてくれたり、
時間が大事な中でも、色々と雑談につきあってくれたり…
そして、自分の勝手な我侭なのに、自分の事を背負ってクライマックスを戦ってくれたり。
眼光鋭く相手を威圧する凄腕プレイヤーとはまた違う強さを知りました。
それだけでも得るものはありましたし、そして何より楽しかった。
ポイントは簡潔に
①相手ソーナンススタートで事故模様。鉢巻目覚めるパワーの弱点で攻める。
②サカキ鉢巻目覚めるパワーで勝てるターンを狙うも、感づかれてフラダリされる。
手札にエネが1枚でもあれば勝利だったものの、引けず。
③相手事故の間に、とサーチャーを焦って切ったため、最後の1枚を取れず。
型にはまらず、その場その場の乱場剣で戦うのは自分の面白さの1つだと思うのですが、
まさかめざめるパワーでサイドを取る日がくるとは思いませんでした。
しかも、2枚。
事実は小説よりも何とやら。ありがとうございました!
待機場所に戻って結果報告。
弟子のY君は、プレミア2戦目で負けてしまった模様。
デッキは行進。何でも扱えるってすごいね?
とっつぃさんはプレミア2戦目で敗戦。
このデッキもまたいやらしい。嬉々としてラボ赤札ポフレお姉さんを打ち込むの図。
S君は、今日はふるわかなかった模様。昨日の反動かな。
「悔しかったでしょ」 と、よく聞かれました。
実はその感覚が、私にはよくわかりません。
私は持たざる者です。過去に結果を出した事はありません。
オーガナイザーの資格だって、そう思ったからこそ、
後進に上手くなってもらって、自分はそれを眺めていようと思ったのです。
(驚くべきことに、その夢は早くも叶いましたが)
多くの方にとって、カメックスメガバトルは「権利を取るもの」でしょう。
でも、自分にとっては「猛者との勝負を楽しむ場」なのです。
今回5人の方との対戦、全てが苦しくて、だからこそ勝って嬉しくて、
最後は全部出し切って、満足できました。
だから、悔しいって気持ちは、ちょっと違います。
プレミア3戦目を始める前に、対戦相手の方にことわって、会場を眺めました。
黒山の如き人の波。その全てが、今自分がいる場所を狙っている。
自分は今、この場所にいる。
感慨深いなんて言葉じゃ、言い表せない気持ちでした。
だから、もう一度あの世界で勝負を楽しみにいきます。
千葉大会2日目 後半戦に続く
コメント
朝は私のわがままにご配慮いただきありがとうございました
結局、他の子供とガルーラに出てしまいましたが
しかし、文章書くの早すぎです(笑)
とても読み応えがありました
負けてる時に自分の思った通りに進む
私はそれがポケモンカードの
1番面白い時だと思います
S君のお母さんから、S君がメガバトルに熱中してしまったため、
チャーさんとは参加しなかったと聞いて、申し訳ない気持ちでした。
が、参加してたんですか? 決勝卓にいないので不参加だと思っていました。
文章は… まぁ、趣味の1つです。
少しでも場の雰囲気を感じ取って、楽しんでもらえたならば幸いです。
負けてる時に、ですか。Nが好きなチャーさんらしいです。
自分は先行逃げ切りが好きなので今まであまり経験がありませんでしたが、
今回のデッキでは、苦境からの逆転を存分に味わうことができました。
上手く決まった時の快感は、何者にも変えがたいですね。
チャーさんも、日本一決定戦、是非楽しんできて下さい。
きっと血反吐を吐く程、猛者の集まりなのでしょうね…
自分には、とてもじゃないけど怖くて参加できませんw